前期高齢者について
前期高齢者とは
65歳から74歳までの高齢者を「前期高齢者」といいます。
前期高齢者は、定年退職等で会社を退職した後に国民健康保険(市区町村国保)へ加入することが多いため、国民健康保険における高齢者医療費の負担は他の医療保険者より大きくなります。
この医療費負担の不均衡を解消するため、各保険者の前期高齢者加入率に応じて負担を調整する仕組みが導入されています。
調整は、各保険者の前期高齢者の加入率と、全保険者の前期高齢者の平均加入率を比較して行われます。前期高齢者加入率の低い健康保険組合等は、「前期高齢者納付金」を負担することになります。
なお、75歳以上の高齢者は、「後期高齢者医療制度」という独立した制度に加入します。
医療保険制度の概要
前期高齢者医療費の財政調整の仕組み
- ※全国高齢者医療・国民健康保険主管課(部)長及び後期高齢者医療広域連合事務局長会議 令和4年3月 保健局高齢者医療課説明資料を基に作成
- ※数値は令和4年度予算ベース
保険者間の費用負担調整の概要
- ※数値は前期高齢者加入率。令和2年度後期高齢者支援金徴収額等決定状況(社会保険診療報酬支払基金)を基に作成